メールマガジン

北極域研究共同推進拠点メールマガジン [10/7]

2019/10/07

 

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J-ARC Net  メールマガジン 第017       (2019.10.7発行)

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北極域研究共同推進拠点(J-ARC Net)から北極域関係者並びに衛星観測関係者等の皆さま宛に発信するメールマガジンです。

毎号北極域に関係する共同研究や人材育成プログラムの公募、オ-プンセミナ-やシンポジウム、研究会の開催、人材募集、最新研究情報、産学官民連携推進に関する情報等を月1回程度配信します。

J-ARC Net    20164月に文部科学省「共同利用・共同研究拠点」に認定され発足しました。詳細はJ-ARC Netホ-ムペ-ジをご覧ください。

http://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/

連絡先:  J-ARC Net  広報         Jarcnet(at)arc.hokudai.ac.jp    <   http://arc.hokudai.ac.jp  >

 

 

 

目次

<   ニュ-ス>

  1. 2019   年度J-ARC Net  講演会・講義イベントの種類と選択肢  (J-ARC Net)
  2. 北極域オ-プンセミナ-プログラム集(第1    7   回)の公開     J-ARC Net)
  3. 8/8   教育向け   北極   ボードゲーム「The Arctic」体験会レポート(ArCS)
  4. 持続的北極海観光・クルーズに関するアンケート調査を開始   (J-ARC Net)

<   イベント>

1. 10/9  北極基礎市民講座 ~北極の不思議 もっと知ろうその魅力~ 第3回講座のお知らせ(J-ARC Net)

2. 10/23  3回産業界からの意見集約のための 北極域技術研究フォ-ラム講演会開催お知らせ(J-ARC Net)

3. 10/27   13回環境科学展に北極ボードゲーム「The Arctic」ブース出展(北海道大学北極域研究センター・低温科学研究所)

4. 11/21-22  2019  年度北極域課題解決人材育成講座「北極域科学概論」募集開始   (J-ARC Net)

5. 11/29  北極ツーリズム&クルーズ国際ワークショップ開催お知らせ(J-ARC Net)

6. 20 20 年3/2-66回国際北極研究シンポジウム(ISAR-6 開催(JCAR)

 

 

 

<   トピックス等>

1.  プレスリリース(研究発表):海洋観測カメラによる有色溶存有機物の観測に成功

2.  ネイチャーレポート:熱帯海洋の変動によって引き起こされる北極とユーラシアの気候連鎖

3.  気候変動が「加速」、過去5年で世界気温は最も暑く=世界気象機関(9/23BBCニュース)

 

 

 

以下詳細

<   ニュ-ス>

  1. 2019   年度J-ARC Net  講演会・講義イベントの種類と選択肢(J-ARC Net)

J-ARC Netでは北極域に係る講演会・講義として、北極域オープンセミナー人材育成講座「北極域科学概論」北極基礎市民講座を開催しています。

いったいどのようなイベントに参加したらよいのでしょうか?  の疑問にお答えします。

次をご覧ください。

https://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/news/22165/

  1. 北極域オ-プンセミナ-プログラム集(第1    7   回)の公開  (J-ARC Net)

2016年度J-ARC Net発足時より開始した北極域オープンセミナーも4年目を迎えました。これまでの講演をまとめました。

詳細は次をご覧ください。

https://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/news/22145/

また、  1212()あるいは13()に第8回を開催する予定です(主題:「北極域石油・ガス開発   の現状展望(Arctic LNG2-PJ  含む)(  ))   応募開始次第ご連絡させていただきます。

  1. 8/8   教育向け   北極   ボードゲーム「The Arctic」体験会レポート(ArCS)

201988()に、日本科学未来館(未来館)で  北極ボードゲーム『The Arctic』の体験会を行いました。

The Arctic』は、北極の今をさまざまな視点から捉えるために、海洋研究開発機構と北海道大学の研究者が中心となり、未来館と協力して開発したボードゲームです。

当日は計3回体験会が開かれ、初回は中高生を中心に30名程度の参加がありました。参加者は5つのテーブルに分かれ、研究者の説明を聞きながら、北極海に見立てたボードや海氷を模したカードを使ってゲームを楽しみました。

今後は、より多くの方に楽しみながら北極について考える機会を持っていただけるよう、出張授業等を計画中です。また、ArCSのホームページでも遊び方などを紹介予定です。

詳細は次をご覧ください。

https://blog.arcs-pro.jp/2019/08/the-arctic.html

  1. 持続的北極海観光・クルーズに関するアンケート調査を開始   (J-ARC Net)

2019年より北海道大学北極域研究センターは、南デンマーク大学と共同で北極域研究共同推進拠点(J-ARC Net)の支援のもと「北極海洋観光に関する調査研究」を開始し、その一環として北極クルーズ旅行会社のご協力を得てアンケート調査「北極圏クル-ズ経験者の皆様に対する持続的北極海観光に関する調査」を実施することになりました。既に一部旅行会社などを通じて本アンケート調査を実施しておりますが、この度web上でもアンケートを公開し実施いたします。是非ご回答お願いします。

詳細・アンケートは次をご覧ください。

https://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/news/22137/

 

 

 

 <   イベント>

1. 10/9    北極基礎市民講座 ~北極の不思議 もっと知ろうその魅力~ 第3回講座のお知らせ(J-ARC Net)

2019年度新たに開講する本講座は、大きく変動する北極に関する最新の情報を自然科学だけではなく人文社会科学を含む幅広い視点で第一線の専門家が分かりやすく解説します。

年間を通し、6(2019621日~2020327)12講義を行います。

<3>

日時:109()

15:00  16:00「海洋」北極の海の科学

16:10  17:10「氷河・氷床」氷河氷床~北極を彩る氷のかたまり~

会場:日本印刷会館  (  東京都中央区  )

参加費:無料、先着100名様

申込・詳細は次をご覧ください。

https://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/news/22113/

2. 10/23    産業界からの意見集約のための 北極域技術研究フォ-ラム第4回講演会開催お知らせ(J-ARC Net)

北極域研究共同推進拠点(J-ARC Net)産学官連携推進事業「産業界からの意見集約のための北極域技術研究フォーラム」では、以下にて第4回講演会を開催します。

日時:1023()13:30-18:00(参加費無料)、交流会:18:00-20:00(参加費2,000円)

会 場:東京都港区虎ノ門3-18-19虎ノ門マリンビル10

一般財団法人エンジニアリング協会

主題:「日本企業の北極ビジネスへの参入に必要なもの」

申込み期限:20191011日(金)

申込・詳細プログラムは次をご覧ください。参加費無料(交流会は有料)

https://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/news/22168/

 

 

 

3. 10/27   13回環境科学展に北極ボードゲーム「The Arctic」ブース出展(北海道大学北極域研究センター・低温科学研究所)

先日完成したArCSの北極ボードゲーム『The Arctic』(※)を通して、北極のいまを学び、私たちが将来取り得る選択肢をともに考える機会の一つとして、札幌市青少年科学館主催のイベント「第13回環境科学展」に、ブースを出展します。是非お立ち寄りください。

※『The Arctic』は、文部科学省北極域研究推進プロジェクト(ArCS)のもと、海洋研究開発機構(JAMSTEC)や北海道大学の研究者などが日本科学未来館と協力して開発した学習ツール(ボードゲーム)です。(参照:本メルマガ<ニュース>3)

日時:1027日(日)9:3016:00

場所:札幌市青少年科学館2F特別展示室「第13回環境科学展」

主催:札幌市青少年科学館

詳細は次をご覧ください。

https://www.ssc.slp.or.jp/event/evm10/34007.html

 

4. 11/21-22        2019   年度北極域課題解決人材育成講座「北極域科学概論」開催告知   (J-ARC Net)

本講座は、第一線で活躍する自然科学から人文・社会科学までの研究者を講師陣に招き、俯瞰的な視野を持ち北極域の課題解決に貢献する人材の育成を目的としています。

日時:         1121()22()

会場:           札幌・東京会場二元中継による同時開催

・札幌会場(北海道大学創成科学研究棟大会議室)

・東京会場(海洋研究開発機構東京事務所)

参加費:           受講料無料

応募・参加申込方法:917()を目処に応募を開始します。

詳細、お問い合わせ等は次をご覧ください。

https://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/news/22099/

 

 

 

5. 11/29  北極ツーリズム&クルーズ国際ワークショップ開催お知らせ(J-ARC Net)

本ワークショップは「持続可能な北極・北方ツーリズムとクルーズ:最近の傾向、可能性、および課題」を主題とし、北極・北方ツーリズムの動向、ホスト/ゲスト、事業サイド、国・地域の立場などのそれぞれの視点に立って、その展開と課題、持続可能性や在り方について議論することを目的として開催します。

日時:20191129() 12:00-18:00 (懇親会18:00-20:00)

場所:北海道大学創成科学研究機構5F大会議室 

主催:北極域研究共同推進拠点(J-ARC Net)、共催:北海道大学北極域研究センター後援:南デンマーク大学社会学部

言語:英語、一部日本語

登録:参加費無料(懇親会は有料)

詳細・プログラム次をご覧ください。

https://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/news/22211/

 

 

 

6.  2020  3/2-66回国際北極研究シンポジウム(ISAR-6)開催(JCAR)

日時: 2020  32()-6()

場所:一橋大学一橋講堂

http://www.hit-u.ac.jp/hall/accessjp.html

詳細・申込等は次をご覧ください。

https://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/portal/21936/

 

 

 

 <   トピックス等>

1.  プレスリリース(研究発表):10/2海洋観測カメラによる有色溶存有機物の観測に成功

~超小型人工衛星を利用した北極域観測技術の構築に期待~

 ・国際理学観測衛星ライズサットに搭載した海洋観測カメラ  OOC  によって有色溶存有機物質を観測。

OOC  の初期観測運用は順調で,北極域観測を中心に画像処理手法を確立した後,本運用を開始。

・超小型人工衛星を用いた地球周回軌道における北極域観測技術の構築を目指す。

詳細、お問い合わせ等は次をご覧ください。

https://www.hokudai.ac.jp/news/191002_pr.pdf

 

 

 

2.  ネイチャーレポート:熱帯海洋の変動によって引き起こされる北極とユーラシアの気候連鎖

Nature Communications Vol. 10, Article number: 3441 (2019)

松村 伸治(北大環境科学院)、小坂 優(東大先端科学技術研究センター)

公開日:201981

(要約)ユーラシア大陸は、北極の温暖化とは対照的に過去20年間に寒い冬を経験してきた。過去の研究では、ユーラシアの寒い冬は北極海の海氷氷減少に関連し、一方他の原因は大気の内部変動にあると示唆してきた。しかし本研究では、北極とユーラシアの気候のつながりが、熱帯海洋で発生する大気の遠隔相関と北極海の氷の組み合わせによって引き起こされることを示した。バッテリーがコンデンサを充電するように、エルニーニョは熱帯大西洋を加熱し、より暖かい大西洋の状態はエルニーニョが衰退する初冬まで続く。熱帯大西洋の温暖化が持続されると、ユーラシアへの異常なロスビー波列の射出が生じ、北極海の海氷の増加とユーラシアの温暖化につながることがわかる。ラニーニャ期ではこれらの変化は逆転する。したがって、本結果は、最近の熱帯太平洋の冷却と北極海の海氷減少の組み合わせが、頻繁に起こるユーラシアの寒い冬に寄与してきたことを示唆している。

https://www.nature.com/articles/s41467-019-11359-7

 

 

 

3.  気候変動が「加速」、過去5年で世界気温は最も暑く=世界気象機関  (9/23BBCニュース)

世界気象機関(WMO)は22日、温室効果ガスの影響で、世界の平均気温が過去5年間で観測史上最も暑くなるなど、地球温暖化の兆候やその影響が加速していると発表した。

WMOは、米ニューヨークで923日に開かれる国連気候行動サミットを前に、気候変動に関する最新の報告書を公表した。

報告によると、2014年から2019年までの5年間の世界の平均気温が、観測史上最も暑くなり、同期間の海面上昇についても著しい加速がみられる。二酸化炭素(CO2)排出量が過去最高となったことが要因という。WMOは、二酸化炭素削減の対策強化が急務だと指摘している。

https://www.bbc.com/japanese/49791957

 

 

 

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発行:北極域研究共同推進拠点本部事務局(北海道大学北極域研究センター内)

広報:mail: Jarcnet(at) arc.hokudai.ac.jp

                         tel: 011-706-9074

URL:    http://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/

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