メールマガジン

北極域研究共同推進拠点メールマガジン [12/16]

2020/12/16

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 J-ARC Net メールマガジン 第033号 (2020.12.16発行)
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北極域研究共同推進拠点(J-ARC Net)※1から北極域関係者並びに衛星観測関係者等の皆さま宛に発信するメールマガジンです。
毎号北極域に関係する共同研究や人材育成プログラムの公募、オ-プンセミナ-やシンポジウム、研究会の開催、人材募集、最新研究情報、産学官民連携推進に関する情報等を月1回程度配信します。
J-ARC Netは2016年4月に文部科学省「共同利用・共同研究拠点」に認定され発足しました。詳細はJ-ARC Netホ-ムペ-ジをご覧ください。
 
※1 北海道大学北極域研究センタ-、国立極地研究所国際北極環境研究センター、及び海洋研究開発機構北極環境変動総合研究センターを連携施設とする3研究施設によって構成されます。http://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/
 
連絡先: J-ARC Net広報 Jarcnet(at)arc.hokudai.ac.jp  http://arc.hokudai.ac.jp
 
目次
<ニュ-ス>

1. 2020年度 北極域研究共同推進拠点 共同研究公募開始のお知らせ(J-ARC Net)
2. 北極域オ-プンセミナ-プログラム集(第1~9回)の公開(J-ARC Net)
3. 海外交流研究力強化プログラム公募開始のお知らせ (ArCSⅡ)
4. 第3回北極科学大臣会合(3rd Arctic Science Ministerial、ASM3)に関するウェビナーシリーズの紹介 
  
<トピックス>
1. 赤祖父 俊一。アラスカで60年以上、世論に対峙するこの地球物理学者は、オーロラ研究と北極研究に消えない痕跡を残しました。
2. 北の火災―2020年のシベリアの火災の季節
3. 2020年、北極海の氷結が遅れてスタート
 
  
詳細
<ニュ-ス>

1.  2020年度 北極域研究共同推進拠点 共同研究公募開始のお知らせ (J-ARC Net)
  
J-ARC Netは、北極域における環境と人間の相互作用の解明に向けた異分野連携による課題解決に資する先端的・学際的共同研究や産学連携の取り組み等の推進を目的とする共同利用・共同研究拠点として、文部科学大臣の認定を受けています。
   
Ⅰ. 2021年度 北極域研究共同推進拠点 研究者コミュニティ支援事業
  
 本支援事業では、J-ARC Netを構成する3研究施設の内外の研究者が協力して実施する、
 (1)萌芽的異分野連携共同研究、(2)共同推進研究、および(3)共同研究集会
 を募集いたします。
 
Ⅱ.2021年度 北極域研究共同推進拠点 産学官連携支援事業
  
 本支援事業では、J-ARC Netを構成する3研究施設の内外の研究者や、企業及び官公庁関係者等が協力して実施する、
 (1) 産学官連携フィージビリティ・スタディ、および(2)産学官連携課題設定集会
 を募集いたします。
  
応募締切:2021年2月19日(金)
  
詳細、応募方法、連絡先等は以下ご覧ください。
https://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/joint_research/
  
 
2. 北極域オ-プンセミナ-プログラム集(第1~9回)の公開(J-ARC Net)
  
本セミナ-は企業や官公庁の皆さまに北極域の自然・環境科学、地域社会・国際政治などに関連する学術分野だけでなく、経済・産業分野において最新情報を提供すると共に、北極域に係る新たな共同研究や産業への新規参入の需要を喚起することを目的とし、2017年より9回のオープンセミナーを開催しました。
 
第1~9回のプログラム集を公開しましたので、ご覧ください。
https://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/news/22805/
  
 
3. 海外交流研究力強化プログラム公募開始のお知らせ(ArCSⅡ)

北極域研究加速プロジェクト(ArCS II)で、海外交流研究力強化プログラム 海外交流計画の公募を開始しました。

応募締切:2020年12月21日(月)正午
実施期間:2021年4月1日~2025年3月31日(4年間)

詳しくはArCS IIホームページでご確認ください。
 https://www.nipr.ac.jp/arcs2/

実施内容:
・我が国から海外連携機関への若手研究者を中心とする実施メンバーの派遣
・海外連携機関から我が国への海外実施メンバーの招聘
・国際ワークショップ・共同セミナーの開催(原則毎年度1回以上)
・招聘された海外実施メンバーによる集中講義・特別セミナー・講演会等の開催
  
詳細: https://www.nipr.ac.jp/arcs2/priority/exchange/2021.html
  
   
4. 第3回北極科学大臣会合(3rd Arctic Science Ministerial、ASM3)に関するウェビナーシリーズの紹介
  
このウェビナーシリーズは、北極科学大臣会合(2020年5月8-9の日開催)科学プロセスの透明性を高め、科学者、先住民、北極研究の利害関係者がさらに関与し、第3回北極科学大臣会合(2021年5月8-9日)に至るまでにさらに興味を持ってもらうことを目的としています。これは、アイスランドと日本のASM3のオーガナイザーとEuropean Polar Board(欧州極地委員会)の共同で運営しています。
   
これまで(2020年12月現在)すでに3回開催され、次回は2021年1月20日22:00-24:00(JST)に科学大臣会合のテーマ1(観測)に関して開催されます。
   
このシリーズは2-4月まで毎月開催され、科学大臣会合開催後の6月にもレビューのウェビナーが開催されます。詳しくは以下のサイトをご覧ください。
    
https://asm3.org/webinar-series/
  
なお、各ウェビナーはEuropean Polar BoardのYouTubeページで共有され、要約がASM3の上記のウェブサイトでご覧になれます。
 
   
<トピックス>
1.赤祖父 俊一。アラスカで60年以上、世論に対峙するこの地球物理学者(*)は、オーロラ研究と北極研究に消えない痕跡を残しました。
  
https://www.adn.com/alaska-news/science/2020/11/28/over-6-decades-in-alaska-this-contrarian-geophysicist-has-left-an-indelible-mark-on-aurora-studies-and-arctic-research/
 
Over 6 decades in Alaska, this contrarian geophysicist has left an indelible mark on aurora studies and Arctic research - Anchorage Daily News (adn.com)
 
ANCHORAGE DAILY NEWS, published November 28, 2020
  
(*)赤祖父 俊一(あかそふ しゅんいち):1953年、東北大学理学部地球物理学科卒業、アラスカ大学大学院修了。日本出身の地球物理学者。1986年から1999年までアラスカ大学地球物理研究所の所長。2000年から2007年までアラスカ大学国際北極圏研究センター(International Arctic Research Center of the University of Alaska Fairbanks; IARC)の所長を務めた。アラスカ大学フェアバンクス校名誉教授。オーロラの研究で知られている。
   
https://www.adn.com/alaska-news/science/2020/11/28/over-6-decades-in-alaska-this-contrarian-geophysicist-has-left-an-indelible-mark-on-aurora-studies-and-arctic-research/
 
  
2. 北の火災―2020年のシベリアの火災の季節
 
Fire in the North - THE 2020 SIBERIAN FIRE SEASON
 
BY SUSAN G. CONARD AND EVGENII PONOMAREV, International association WILDLAND FIRE, VOLUME 29.4 OCTOBER – DECEMBER, 2020
  
https://www.iawfonline.org/article/fire-in-the-north-the-2020-siberian-fire-season/
  
2020年は、シベリアの大部分で記録的な高温で始まりました。多くの地域で、春の平均気温は長期平均で8℃を超えていました。科学者たちは、これらの極端な気温はほぼ確実に長期的な気候変動に起因すると結論付けました。
 
  
3. 北極海の氷結が遅れてスタート
 
Sluggish Start for Arctic Sea Ice Freeze-Up
 
https://earthobservatory.nasa.gov/images/147633/sluggish-start-for-arctic-sea-ice-freeze-up?src=nha
 
2020年、初期の氷は北極圏の暖かい気温の中で後退し、ゆっくりとした再凍結の準備を整えました。
 
春と夏の融雪期の後、北極海に浮かぶ凍った海水が再凍結し始めます。しかし、2020年には、毎年の凍結は異常に遅いです。
   
  
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発行:北極域研究共同推進拠点本部事務局(北海道大学北極域研究センター内)
広報:mail: Jarcnet(at)arc.hokudai.ac.jp
            tel: 011-706-9074
URL:  http://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/
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