ウィンタースクール

平成29年度 北極域研究共同推進拠点・人材育成プログラム「ウィンタースクール」参加者募集 (1/21〆切)

2017/12/28

平成29年度 北極域研究共同推進拠点・人材育成プログラム 「ウィンタースクール」募集要項

Winter School on “Environment and Innovation of the North” at Vladivostok and Yakutsk

 

1.趣旨

顕著な温暖化が進行する北極域では、温暖化やそれに伴う異常気象が生態系と人々の暮らしや社会に及ぼす影響が顕在化しつつあります。また、ライフスタイルの変化や経済・社会の変革は、都市部の急激な開発を促進する一方で、地方の人口は減少し、地域差の拡大を招いています。北極域の温暖化によって、資源開発や北極海航路利用の可能性が高まるなか、北極域の将来と日本の関係、世界の中でのこうした関係を考えて行くには、北極域の環境と人・社会の現状と変化を知ることは極めて重要であると言えます。

本プログラムでは、ロシア北東連邦大学およびロシア科学アカデミーIBPC (Institute for Biological Problems of Chryolithozone) と北海道大学北極域研究センターが共同で運営するジョイントリサーチラボと連携し、大学院生、若手研究者、行政・企業の実務者の若手を対象として、ロシア極東のサハ共和国ヤクーツクにおいて、自然環境、文化・社会、及び資源・産業を学び体験する講義と巡検、現地の若者と「北極域の環境とイノベーション」について議論するフォーラムを実施します。本プログラムは、北極圏の生活を実感し、現地の参加者(大学院生、大学・企業の実務者、行政担当者)との議論を通して、北極圏においてニーズが高い課題を発掘することを主たる目的としています。こうした活動から日本・現地の参加者が関係を築き、お互いの持つシーズの組み合わせを新たなイノベーションに結び付けるきかっけの場となることが期待されます。

 

2.ウィンタースクールの概要と募集対象

(1)日程: 2018年2月23日〜 3月4日

(渡航期間の短縮を希望される方は、 2月25日出発の日程も可能です。詳細はお問い合わせください)   

(2)開催場所:ロシア・ウラジオストック、及びサハ共和国 ヤクーツク

(3)使用言語:英語、日本語、ロシア語。講義、セミナー及び巡検は英語で行います。グループ討論と全体討論は、必要に応じてロシア語−英語—日本語間の逐次通訳により実施します。

(4)旅費:実費を支給します。詳細はお問い合わせください。

(5)募集人数と応募資格:日本から5-10名を予定

日本の大学・研究機関に在籍する大学院生と若手研究者、行政や教育関係機関および民間企業で実務を担当する若手で、北極域での研究やその他活動を実施あるいは今後の実施を検討している方。また、参加決定後すぐビザ申請の手続きを行う必要があるため、1月末の時点で有効期限が2018年9月末以降のパスポートを有することが条件です。現地ヤクーツクでも学生や行政・民間企業を対象として募集し、日本からの参加者と共に本プログラムに参加する予定です。(若手の定義は自称若手とします。)

(6)渡航経路(仮):往路は日本の各空港から仁川、ウラジオストックを経由し、ヤクーツクに入ります。復路は、ヤクーツクから仁川経由で帰国予定です。

(7)内容:自然環境(気候、植生、永久凍土など)、温暖化、環境変化、サハの歴史・経済、サハ人と北極圏に居住する少数民族の文化・生活などに関する講義に加え、各種博物館の見学、極寒の自然や人の生活環境、雪氷・凍土の利用などを体験する巡検を予定しています。また、参加者と現地の若者による参加者セミナーや、北極圏においてニーズが高い課題を発掘し、お互いの持つシーズの組み合わせにより新たなイノベーションへとつなげることを目的としてグループ討論と全体討論を行うフォーラムを予定しています。詳細は、別紙プログラムをご覧ください。

巡検予定場所:

    極寒環境の都市と近郊、タイガ林と冬季の河川氷上道路など

    北方民族の歴史・文化博物館

    北東連邦大学マンモス博物館

    サハ共和国文化と芸術北極研究所 など

 

日程など詳細は、別紙プログラムをご覧ください。

 

3.参加申込方法

(1)応募方法:所定の応募用紙に記入し、本要項末尾の申込先に電子ファイル(押印・署名等不要)を送付してください。また、必要箇所に署名・捺印した参加申込書を、郵送してください。

(2)電子ファイルの送付期限:2018年1月21日(日) 必着

   

4.選考および採択後の手続き

参加者の選考は、志望動機を重視し、参加希望者の研究や職務において、今後の展開や新たな発展が期待できるかどうかに着目した審査を行います。語学については、特段に高い英語スキルは必要ではありませんが、講義やセミナーはすべて英語で行われます。なお、講義やセミナーの理解に必要な専門用語等は出発前または現地にて日本語で解説を行います。採否については、平成 30 年 1月末までにお知らせします。採択決定後、速やかにビザ申請のための手続きを行います。

 

5.問い合わせ先 

北極域研究共同推進拠点本部事務局(北海道大学北極域研究センター内)

〒001-0021 札幌市北区北 21 条西 11 丁目

Email: winterschool(at)arc.hokudai.ac.jp

電話:011-706-9075

 

6.申込先

(1)電子ファイル提出期限:2018年 1 月 21日(日) 必着

(2)電子ファイル提出先: PDF にてwinterschool(at)arc.hokudai.ac.jpまでお送りください。申し込みの際は、件名に「ウィンタースクール参加申込」と記入して下さい。ファイル送付後、受領確認メールで受付を確認してください。

(3)参加申込書(必要箇所に署名・捺印した書面)郵送先:

北極域研究共同推進拠点本部事務局(北海道大学北極域研究センター内)

001-0021 札幌市北区北 21 条西 11 丁目

封筒に「ウィンタースクール参加申込」と朱書きしてください。電子ファイル送付後速やかに必要箇所にサインまたは押印したものを郵送してください。

 

  1. 個人情報等の取り扱い

応募書類に記載いただいた個人情報は、法令等により提出を求められた場合を除き、下記の目的以外で利用することはありません。(1)本プログラムの採否にかかる審査 (2)採用された方の旅費支給関係等事務 (3)特定の個人を識別できない状態に加工した統計資料等への利用

 

8.ファイルのダウンロード

(1) 2018WinterSchool募集要項(ワード 29KB)

(2) 2018WinterSchool募集申込書(ワード 21KB)

(3) 2018WinterSchool日程(PDF 550KB)

 

 

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