北極域オープンセミナー

第6回北極域オープンセミナー開催報告

2018/12/28

12月12日(水)、北極域研究共同推進拠点(*1)主催による第6回北極域オープンセミナーが、TKP東京駅日本橋カンファレンスセンターにて開催されました。


本セミナーは、温暖化による海氷減少などの環境変化を背景に、石油・LNGをはじめとする資源開発や海運ネットワーク、農林水産業、観光、通信など社会的・経済的変化に直面している北極域の持続的利用の可能性に向け、主に企業や官公庁の関係者の皆さまに北極域の最新情報を提供すると共に、北極域に関する研究への新規参入の需要を喚起することを目的としています。


今回は、これまでの北極域オープンセミナーあるいは北極域産学官フィージビリティスタディ共同研究からのアンケート結果などにもとづき、北極域科学技術研究の中でも特に関心が高かった「北極域観測・予測技術研究」に焦点を当て、宇宙衛星、永久凍土、水産資源、海洋生態系、海氷、北極海航路支援に関する最新の観測・予測技術情報を提供し、社会実装や事業創出への可能性を議論することを主旨として開催しました。
 産業界を中心に約60名と多くの方々が参加し、活発な質疑応答・交流がなされ盛会裡に終了しました。

(*1)構成三施設
・国立大学法人北海道大学北極域研究センター(中核施設)
・大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所国際北極環境研究センター  
(連携施設)
・国立研究開発法人海洋研究開発機構北極環境変動総合研究センター(連携施設)

写真1. 演題「気候変動観測衛星”しきさい”による北極域観測とその応用」
宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センタ- 堀 雅裕 主任研究開発員

 


写真2. 演題「北極海航行支援に向けた観測・予測技術の展望と砕氷船への期待」
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 山口 一 教授

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