Mail Magazine
JARC-Net Mail Magazine [3/30]
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J-ARC Net メールマガジン 第024号 (2020.3.30発行)
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北極域研究共同推進拠点(J-ARC Net)※1から北極域関係者並びに衛星観測関係者等の皆さま宛に発信するメールマガジンです。
毎号北極域に関係する共同研究や人材育成プログラムの公募、オ-プンセミナ-やシンポジウム、研究会の開催、人材募集、最新研究情報、産学官民連携推進に関する情報等を月1回程度配信します。
J-ARC Net は2016年4月に文部科学省「共同利用・共同研究拠点」に認定され発足しました。詳細はJ-ARC Netホ-ムペ-ジをご覧ください。
※1 北海道大学北極域研究センタ-、国立極地研究所国際北極環境研究センター、及び海洋研究開発機構北極環境変動総合研究センターを連携施設とする3研究施設によって構成されます。
http://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/
連絡先: J-ARC Net 広報 Jarcnet(at) arc.hokudai.ac.jp <http://arc.hokudai.ac.jp>
目次
<ニュ-ス>
1. 2019 年度 J-ARC Net研究者コミュニティ支援事業、及び産学官連携支援事業にかかる共同研究報告書を公開 (J-ARC Net)
2. 北極域オ-プンセミナ-プログラム集(第1~8回)の公開 (J-ARC Net)
3. 持続的な北極域クルーズに関するアンケート調査(簡素化・改訂版)(J-ARC Net)
4. 3/2 プレスリリース『これからの日本の北極政策の展望』を刊行 ~研究者による政策決定者向けの報告書~ (ArCS)
5. 3/18 研究成果のページを公開、3/20 2015-2020研究成果報告書(要約版)を掲載 (ArCS)
6. 3/20 北極ボードゲーム『The Arctic』紹介ページを公開 (ArCS)
<トピックス>
1. 永久凍土の「急速融解」、温暖化への影響は従来説の倍も (National Geographic News/Nature Geoscience News)
2. 縮減する北極海の氷が熱帯気象パターンに影響を与える(Insideclimate News)
以下詳細
<ニュ-ス>
1. 2019 年度 J-ARC Net研究者コミュニティ支援事業、及び産学官連携支援事業にかかる共同研究報告書を公開 (J-ARC Net)
(1) 研究者コミュニティ支援事業
J-ARC Netを構成する3研究施設※1の内外の研究者が協力して実施する(1)萌芽的異分野連携共同研究、(2)共同推進研究、および(3)共同研究集会の共同研究報告書
(2) 産学官連携支援事業
J-ARC Netを構成する3研究施設※1の内外の研究者や、企業及び官公庁関係者等が協力して実施する(1)産学官連携フィージビリティ・スタディおよび(2)産学官連携課題設の共同研究報告書
詳細は次をご覧ください。
https://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/joint_research/joint_research_report/
※1 北海道大学北極域研究センタ-、国立極地研究所国際北極環境研究センター、及び海洋研究開発機構北極環境変動総合研究センターを連携施設とする3研究施設によって構成されます。
2. 北極域オ-プンセミナ-プログラム集(第1~8回)の公開 (J-ARC Net)
本セミナ-は企業や官公庁の皆さまに北極域の自然・環境科学、地域社会・国際政治などに関連する学術分野だけでなく、経済・産業分野において最新情報を提供すると共に、北極域に係る新たな共同研究や産業への新規参入の需要を喚起することを目的とし、2017年より8回のオープンセミナーを開催しました。
第1~8回のプログラム集を公開しましたので、ご覧ください。
https://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/news/22350/
3. 持続的な北極域クルーズに関するアンケート調査(簡素化・改訂版)(J-ARC Net)
2019年より北海道大学北極域研究センターは、南デンマーク大学と共同で北極域研究共同推進拠点(J-ARC Net)の支援のもと「北極海洋観光に関する調査研究」を開始し、その一環としてクルーズ会社・北極クルーズ旅行会社等のご協力を得てアンケート調査「北極圏クル-ズ経験者の皆様に対する持続的北極海観光に関する調査」をweb上でもアンケートを公開し実施中です。この度簡素化・日本語のみとし回答しやすくしました。奮ってご回答お願いします。
https://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/news/22399/
4. 3/2 プレスリリース『これからの日本の北極政策の展望』を刊行 ~研究者による政策決定者向けの報告書~ (ArCS)
この度,文部科学省の補助事業である北極域研究推進プロジェクト(ArCS[アークス],2015~2019 年度)を実施した人文・社会科学系の研究者が中心となって,『これからの日本の北極政策の展望』 を刊行します。 本報告書は,4 年半にわたって行われた,北極域研究の領域における日本で初めての文理融合型の 研究の成果を踏まえて,今後の日本の北極政策について政策決定者向けのメッセージをまとめたもの です。これは,ArCS という事業が,科学研究に留まらず,研究成果の社会への還元やステークホル ダーへの発信を強く意識したものであることを反映しています。
報告書は ArCS のホームページからダウンロードできます。
https://www.arcs-pro.jp/about/pamphlet/report202002.pdf
5. 3/18 研究成果のページを公開、3/20 2015-2020研究成果報告書(要約版)を掲載 (ArCS)
北極域研究推進プロジェクト(ArCS)は、国際共同研究の推進、北極域における研究・観測拠点の整備、若手研究者および専門家の北極関連研究機関あるいは会議への派遣等の取り組みを実施しました。この活動は、2015年に決定された『我が国の北極政策』にのっとっており、その骨子である「日本が北極問題の解決に科学をもって貢献し」、「北極域での秩序ある持続可能な発展に主導力を発揮する」ことを実現したものです。また、同様に重要なこととして、社会に対し本プロジェクトの科学的成果を積極的に提供するため、情報発信の方策を準備し実施しました。
・
研究成果のページ https://www.arcs-pro.jp/achievement/
・2015-2020研究成果報告書(要約版) https://www.arcs-pro.jp/about/pamphlet/arcs_summary.pdf
6. 3/20 北極ボードゲーム『The Arctic』紹介ページを公開 (ArCS)
北極ボードゲーム『The Arctic』は、変わりゆく北極の今を知り、北極の未来を考えるゲームです。
北極では何が起きているのでしょうか?
どのような研究が必要なのでしょうか?
どのような政策が必要なのでしょうか?
北極の研究者、先住民、開発業者などの役割になりきって、変わりゆく北極を体験しましょう!
詳細・お問い合わせ先
北極ボードゲーム『The Arctic』に関するご質問・ご要望は、国立極地研究所、海洋開発研究機構、北海道大学、日本科学未来館のいずれか、またはArCSプロジェクトへお問い合わせください。
https://www.arcs-pro.jp/boardgame/
<トピックス>
1. 永久凍土の「急速融解」、温暖化への影響は従来説の倍も ~次のIPCC第6次評価報告書の著者も参加、「今すぐ政策目標を」と研究者
2020.02.08 National Geographic News/Nature Geoscience News
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/020700084/?rss
米国地質調査所(USGS)のミリアム・ジョーンズ氏と米コロラド大学北極高山研究所のメリット・ツレツキー所長は、この森で木々が傾き、曲がり、そして倒壊するのを長年にわたり観察してきた。このほどツレツキー氏とジョーンズ氏らの専門家チームは、まっすぐ立っていない木が多いアラスカのいわゆる「酔っぱらった森」の研究から、新たな事実をつかんだ。永久凍土には氷を特に多く含む部分があって、そうしたところが融解すると、従来考えられていたより温室効果ガスが多く放出されることがわかったのだ。
2. 縮減する北極海の氷が熱帯気象パターンに影響を与える
2020.01.27 Insideclimate News
https://insideclimatenews.org/news/26012020/arctic-sea-ice-melting-tropical-weather-el-nino-climate-change
新しい調査では、北極圏の温暖化と中部太平洋のより頻繁なエルニーニョスとの間に関連性がある可能性があることがわかりました。
過去20年間の北極海氷の急速な衰退により、気候科学者はその崩壊が地球にどのように影響するかの研究に拍車をかけました。新たな研究は、その影響が熱帯地方に深く及ぶ可能性があることを示唆しています。
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発行:北極域研究共同推進拠点本部事務局(北海道大学北極域研究センター内)
広報:mail: Jarcnet(at) arc.hokudai.ac.jp
tel: 011-706-9074
URL: http://j-arcnet.arc.hokudai.ac.jp/
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